かじだ、しゅつどう

作品情報

作・絵：山本忠敬
出版社：福音館書店
発行日：1991年04月
読んであげるなら：1歳頃から

ビー。消防署のブザーがなると、次々に消防車がとび出していきます。はしご車、ポンプ車、レスキュー車……。消火に活躍するいろいろな消防車が、迫力のある絵で描かれます。

なんといっても、大きな車体と細かな描写がとてもかっこ良いのが特徴です。ページが短く、消防車の絵が大きめに迫力をもって描かれているので消防車好きなお子さんにとてもオススメです。

タイトル通り火事で活躍する車のお話なので、火事になったときにどんな風に消化するのか、どんな車が必要なのかを自然に知ることもでき、働く車の素晴らしさを再確認できる絵本です。

また、消化活動が終わった後の後片付けまでが分かるのも特徴的な絵本です。消火後のお手入れまで描かれているのはめずらしいと思います。一仕事終えた消防車は、濡れたホースを干すなんて裏舞台も知れるため作者のきめ細やかさを感じました。

お話を理解するのは2歳頃かなと思いますが、絵を見て楽しむだけなら1歳からでも十分オススメできるかと思います。

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